pen 7/15~特集 書のチカラ
2010年 08月 01日
古典の名作、書道具、料紙、文字の変遷など、書道の魅力について紹介しています。
世界を席巻する日・中・韓の現代書家(それぞれ柿沼康二、李強、韓泰相さん)も載っていて、なかなか興味深いことが書かれていました。
ロック魂を全面に押し出したような、圧倒的な存在感を放つ柿沼康二さんの作品もスゴかったですが、
書・画・印のすべてをマスターしてこそ一流の書家である(指導者は手本をあまり書かない)といわれる中国や、
美術科目の一部として書を教えるという韓国の、書に対する姿勢が気になりました。
韓国では(上記のような環境にあるため)、美術とクロスオーバーした活動をしている書家が多く、
今回紹介された韓さんの作品(子母音シリーズ)も、漢字を抽象化し、絵にしたような日本人書家の作品に通じるものを感じたので、親近感が湧きました。
「私はハングルで絵を描いているともいえるし、文字を書いているともいえます。文字を解体して再構築することで、韓国的な造形美の原形を探し出したい。そのためには、書の領域を超え、絵画の領域との境界を行き来しながら、新しい表現方式を見つけ出していきたいと思っています」
「私は、文字のもつ高度な抽象の世界に惹かれています。ですから、文字の意味から抜け出した、純粋な造形の構築を目指しているのです」
世界を席巻する日・中・韓の現代書家(それぞれ柿沼康二、李強、韓泰相さん)も載っていて、なかなか興味深いことが書かれていました。
ロック魂を全面に押し出したような、圧倒的な存在感を放つ柿沼康二さんの作品もスゴかったですが、
書・画・印のすべてをマスターしてこそ一流の書家である(指導者は手本をあまり書かない)といわれる中国や、
美術科目の一部として書を教えるという韓国の、書に対する姿勢が気になりました。
韓国では(上記のような環境にあるため)、美術とクロスオーバーした活動をしている書家が多く、
今回紹介された韓さんの作品(子母音シリーズ)も、漢字を抽象化し、絵にしたような日本人書家の作品に通じるものを感じたので、親近感が湧きました。
「私はハングルで絵を描いているともいえるし、文字を書いているともいえます。文字を解体して再構築することで、韓国的な造形美の原形を探し出したい。そのためには、書の領域を超え、絵画の領域との境界を行き来しながら、新しい表現方式を見つけ出していきたいと思っています」
「私は、文字のもつ高度な抽象の世界に惹かれています。ですから、文字の意味から抜け出した、純粋な造形の構築を目指しているのです」
by fresh-mango
| 2010-08-01 13:37
| アート・デザインを楽しむ
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