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pen 7/15~特集 書のチカラ

古典の名作、書道具、料紙、文字の変遷など、書道の魅力について紹介しています。

世界を席巻する日・中・韓の現代書家(それぞれ柿沼康二、李強、韓泰相さん)も載っていて、なかなか興味深いことが書かれていました。

ロック魂を全面に押し出したような、圧倒的な存在感を放つ柿沼康二さんの作品もスゴかったですが、

書・画・印のすべてをマスターしてこそ一流の書家である(指導者は手本をあまり書かない)といわれる中国や、

美術科目の一部として書を教えるという韓国の、書に対する姿勢が気になりました。

韓国では(上記のような環境にあるため)、美術とクロスオーバーした活動をしている書家が多く、
今回紹介された韓さんの作品(子母音シリーズ)も、漢字を抽象化し、絵にしたような日本人書家の作品に通じるものを感じたので、親近感が湧きました。

「私はハングルで絵を描いているともいえるし、文字を書いているともいえます。文字を解体して再構築することで、韓国的な造形美の原形を探し出したい。そのためには、書の領域を超え、絵画の領域との境界を行き来しながら、新しい表現方式を見つけ出していきたいと思っています」

「私は、文字のもつ高度な抽象の世界に惹かれています。ですから、文字の意味から抜け出した、純粋な造形の構築を目指しているのです」
by fresh-mango | 2010-08-01 13:37 | アート・デザインを楽しむ | Trackback | Comments(0)

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by mango