ハーブ&ドロシー~アートの森の小さな巨人
2011年 04月 03日
アートにかける情熱が素晴らしかった!
ニューヨーク在住の元図書館員の妻(ドロシー)と、元郵便局員の夫(ハーブ)は、現代美術のコレクター。自分たちが買える額で、部屋に納まることを条件に選んだアートは、主にコンセプチュアルアートとミニマルアートですが、その数なんと4000点というから驚きだ。
二人の楽しみとしてアートをコレクションしているわけですが、お金儲けのために売らないという主義を通し、気になるアーティストの作品をくまなく見ては、購入のために直接交渉するというから凄い。
映画に出てきた印象的な言葉は…
「二人のコレクションの特徴は、アーティストの思考過程をこっそり覗いているような親密感があること」(ジョン・パオレッティ)
「どの文化にも必要な存在だ。文化の発展に積極的に参加することを生活の一部にしているしている人がね」(ローレンス・ウィナー)
「二人が他のコレクターと大きく違うのは、全ての作品を見たがることかな。私の作風の変化をまるで調査してるように」(ジェームズ・シエナ)
情熱を持って、アートと向き合う姿勢はもちろんのこと、仲睦まじくいつも一緒にいるところも素敵です。同じ目標を持つ同志という言葉がピッタリ。
「私たちは結婚して45年。一緒にいなかった日は片手で数えられるだけ。何でも二人で一緒にやってきたわ。アート作品や猫に囲まれて、亀や魚そしてお互いがいる。」(ドロシー)
「正直言ってドロシーなしにはここまで来られなかった。彼女の存在は不可欠で大いに刺激を与えてくれた。」(ハーブ)
二人は、ユーモアもあるし、楽しそうで本当に微笑ましい老夫婦です(場内から笑い声が…)。
映画自体も、ドキュメンタリータッチと言っても、映像も音楽も可愛らしく、見やすい作品だと思いました。
集めたアート作品は結局、作品保護と社会還元のために、美術館に寄贈することになりますが、ここでも二人の意識の高さを窺い知ることができます
この日の映画上映では、監督の舞台挨拶付き(!)で、「分かち合うことの大切さ」を仰ってました。
「ハーブアンドドロシー」のホームページはこちら
ニューヨーク在住の元図書館員の妻(ドロシー)と、元郵便局員の夫(ハーブ)は、現代美術のコレクター。自分たちが買える額で、部屋に納まることを条件に選んだアートは、主にコンセプチュアルアートとミニマルアートですが、その数なんと4000点というから驚きだ。
二人の楽しみとしてアートをコレクションしているわけですが、お金儲けのために売らないという主義を通し、気になるアーティストの作品をくまなく見ては、購入のために直接交渉するというから凄い。
映画に出てきた印象的な言葉は…
「二人のコレクションの特徴は、アーティストの思考過程をこっそり覗いているような親密感があること」(ジョン・パオレッティ)
「どの文化にも必要な存在だ。文化の発展に積極的に参加することを生活の一部にしているしている人がね」(ローレンス・ウィナー)
「二人が他のコレクターと大きく違うのは、全ての作品を見たがることかな。私の作風の変化をまるで調査してるように」(ジェームズ・シエナ)
情熱を持って、アートと向き合う姿勢はもちろんのこと、仲睦まじくいつも一緒にいるところも素敵です。同じ目標を持つ同志という言葉がピッタリ。
「私たちは結婚して45年。一緒にいなかった日は片手で数えられるだけ。何でも二人で一緒にやってきたわ。アート作品や猫に囲まれて、亀や魚そしてお互いがいる。」(ドロシー)
「正直言ってドロシーなしにはここまで来られなかった。彼女の存在は不可欠で大いに刺激を与えてくれた。」(ハーブ)
二人は、ユーモアもあるし、楽しそうで本当に微笑ましい老夫婦です(場内から笑い声が…)。
映画自体も、ドキュメンタリータッチと言っても、映像も音楽も可愛らしく、見やすい作品だと思いました。
集めたアート作品は結局、作品保護と社会還元のために、美術館に寄贈することになりますが、ここでも二人の意識の高さを窺い知ることができます
この日の映画上映では、監督の舞台挨拶付き(!)で、「分かち合うことの大切さ」を仰ってました。
「ハーブアンドドロシー」のホームページはこちら
by fresh-mango
| 2011-04-03 16:22
| アート・デザインを楽しむ
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