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ダークナイト

前回の記事で、クリストファー・ノーラン監督の「バットマン」シリーズ(「バットマン・ビギンズ」、「ダークナイト」、来夏公開の「ダークナイト・ライジング」)を3Dで見たい…って書いたついでになりますが、

特にこの監督の「バットマン」が好きでして、前作「ダークナイト」のラストに痺れ、映画館で2度見たくらい(笑)DVDも持ってます。映画館で見れて良かったぁ(´∀`)

敵のジョーカーが凄いとかいろいろ言われていますが(もちろん凄いんですが)、バットマンの最後の決断も十分凄かった(以下ネタバレ含みます)。

ラストで示されるのは、-なぜ、ブルース・ウェインは「バットマン(=ダークナイト)」として戦わなければいけないのか―は、法も警察の論理も超えた存在(「ビギンズ」では彼自身が「ただのシンボル」と言っているが、街の住民の中には「ならず者」と言う人々もいる)でなければ、“光の騎士”ハービー・デント(=トゥー・フェイス)が犯した罪を被って、街に、あたかも「平和」と「希望」が、法と正義の名のもとに存在しているかのように人々に示すことなどできないということ(だと思う)なのですが、そんな振る舞いを知るのは、唯一ゴードン市警本部長のみで、「街に必要な存在だ」と言えるのも、恐らくゴードンだけ。。次作「ダークナイト・ライジング」でバットマンはどうなるんだ!?って感じです。

そこまでバットマンを追い詰められるジョーカーは、人々を混乱させ、街に無秩序を作り出す天才。「秩序とか倫理なんてものは戯言」「足下を掬われれば人間ってのはたちまちエゴむき出しになる」。真実味があります…。そんな中で、人々を死なせてしまうバットマンは本当に正義の味方なのか、何故あんなに高潔な行動ができるのか、揺さぶりをかけられます。バットマンにfreak(異形)って吐けるのも凄い。…でラストが「正義の幻想を作る」ですよ。。

バットマンの出で立ち、アクションはもちろんのこと、ブルース・ウェイン演じるクリスチャン・ベールがスーツがめちゃくちゃ似合ってカッコイイ!とか、前作の青年って感じと、ダークナイトですっかり大人になった感じとの演じ分け(表情の作り方全部違う!)が上手い!とかありますが(笑)、とにかく正義の重みを突いてくる映画。2008年公開ですが、おススメです!
by fresh-mango | 2011-09-01 00:31 | 映画を楽しむ(アート系以外) | Trackback | Comments(0)

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