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墜落!の瞬間~ボイスレコーダーが語る真実

墜落!の瞬間―ボイスレコーダーが語る真実

マルコム マクファーソン / 青山出版社

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航空機事故と言えば、現在、インド洋に墜落したと思われるマレーシア航空のブラックボックスを回収出来るかが話題になってますが、この本は、ズバリ、過去(1980年~90年代の主にアメリカで)の航空機墜落事故をブラックボックスのCVR(ボイスレコーダー)から再現した本です。御巣鷹山に墜落した日本航空123便の事故も載っています。

機長、副機長、そして管制官などの肉声をそのまま起こした形になっているので、かなりの緊迫感が伝わってきます。パイロットのプロ意識と、生への執念。この本を読んで、墜落寸前まで、様々な手を尽くしていたことが分かりました。

この本に掲載されている事故は全部で28。死者が出なかった例は5例ほど。乗客は全員無事だったものの、客室乗務員が亡くなった事故が1例。乗客乗員全員が即死だった事故もありました。死者が出ない方が奇跡としか言いようがありませんね。

事故も思っていたより様々なケースがあり、一番危険と言われる離着陸寸前で起きた事故もありますし、明らかに人為的なミスによるものもありました。ついさっきまでなんともなかったのに、突然機体のコントロールが不可能になったりするので、現場の人の恐怖心は計り知れません。

カタカナの用語が多く、専門知識がない私はいちいち用語を調べないと分からないことが多かったですが、巻末にいくらか専門用語の解説があるので、参考になるかと思います。

ブラック・ボックス~航空機事故は何故起こるのか」や、「ディスカバリーチャンネル エア・クライシス~旅客機事故検証からテロ対策まで」も気になるところ。
Commented by sukakichi2 at 2014-04-22 01:57
飛行機事故って、おそろしいですね。乗るときは毎回緊張します。
自力で危機を逃れたり打開したりするのは、ほぼ不可能な点が躊躇う理由です。
でもドキュメントは気になるので、おかしな性分です。事実は知りたいですね。
覚悟・諦観・無心・・・どれでもいいから身につけたいものです。無理かも。
Commented by fresh-mango at 2014-04-22 21:22
航空機事故を扱ったドキュメントって、極限状態の人間ドラマが垣間見れるから見ごたえあるんですよね…!実際に経験はしたくないですが…^^;ここまで人はできるんだ…!っていつも感動します。

私は飛行機に乗る機会はほとんどないのですが、飛行機が滑走路からスピードを上げて飛ぶ瞬間が好きです。。
by fresh-mango | 2014-04-15 18:56 | Trackback | Comments(2)

はじめまして!好きなこと・素敵なものをいろいろ載せていきたいと思います☆


by mango