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ロスト・リバー(原題:LOST RIVER)

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ライアン・ゴズリング初監督作品(><*)!!

話の設定と、予告で流れる画が印象的で、北海道で放映されるなら、映画館で絶対見ようと思ってました。燃えながら画面を横切る自転車、水辺に突き出す道路灯たち、激しく燃える家…一つ一つが心に残ります。た、たまらん…。廃墟とかが好きな方にはすごく響くと思いますけど、どうでしょうか。

正直、セリフより音楽や映像で引き込むタイプの作品でしたが、映像や役者さんの表情からもちゃんと物語が生まれていて、私的には大満足の映画でしたね。見る前は、映像だけで、意味不明な映画なのでは?と勝手に思ってましたが、いざ見てみると、感情が溢れてくるのも分かりますし、充実した時間が流れました。ゴズリング監督は、「僕にとっては、ビジュアルやサウンドも、ストーリーを語る手段だ。(略)僕がやりたかったのは、デトロイト(映画の街のモデル)にいた時に受けた印象を、みんなと分かち合うことだったんだ。ここで描かれるのは、僕の印象なんだよ」と語っています。

映画の中で、シングルマザーとその息子が登場するのは、ゴズリング自身の幼少期の体験が反映されているようです。生活のために自分を犠牲にする母の姿、異様な状況下で母が苦しむ様子を見てしまった息子の表情には、心揺さぶられます。燃える家も、過去の因縁の決別と再出発を象徴したものと受け取りました。これはギャグ?というシーンもありましたが、「つまらない」と言う人は理解できません(笑)

2作目も期待します!!

あ、燃える火が美しいと思ったのは、速水御舟の「炎舞」以来かも…。
by fresh-mango | 2015-08-13 00:01 | アート・デザインを楽しむ | Trackback | Comments(0)

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