drawing,painting,writing

この前の「トラッドジャパン」(広重 Hiroshige)のWords&Cultureのテーマ。絵画を例に、日本語の「かく」を英語にした時の違いが面白かったです

歌川広重の「庄野 白雨」という作品を、

This print is titled “Driving Rain at Shono”.

と紹介してたんですね。

英語で、浮世絵をprintと表現するのは、浮世絵の多くが、多色刷りの版画(印刷物)だからだそうです。「絵」(picture)ではないんですね。

英語では「かく」という行為を、draw,paint,writeと言い分けますが、drawは線を引いて絵を描くこと、paintは絵の具を塗って描くこと、writeは字を書くことです。日本語でも、「かくこと」を、「書く」「描く」「画く」のように、異なる漢字が用いられるものの、「かく」(=掻く)という言葉で表現します。

この背景には、日本と西洋の文字や絵に対する考え方の違いがあり、西洋画の多くが、油絵などのように、もともと輪郭線を描かなかったのに対し、日本の浮世絵をはじめ、水墨画や大和絵などの日本の絵の多くが、drawing,paintingの両方の特徴を備えていること、絵と文字の両方をかくための筆が発達し(西洋では、文字や線画をかくための専用のペンが発達)、絵も書も同じように掛けたことがあります(個人的には、絵に、漢詩などを書き加えていたこともあると思います)。更には、表音文字と表意文字の違いがあるのではないかということでした。

「文字を書く」時に、厳密に「絵を描く」ことと切り離せない理由がまた一つ見つかったような気がします。

単語から、「かくこと」を考えてみるのも悪くありませんね!
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# by fresh-mango | 2010-04-17 16:22 | 書くことを楽しむ | Trackback | Comments(0)

I'm home

今回初めて‘I'm home’というインテリア雑誌を買いました初めて目にした時は、洋書だと思っていましたが、れっきとした日本の雑誌です。





こんな生活ができたら、「セレブですねぇ~…」というレベル。フラワーベース一つとっても、13万ですから!でも、セレブと言っても、「私ってお金持ちなのよ」といったギラギラ感がなく、質のいい暮らしを当たり前のようにしている上品な方たちが対象のような感じです。




↑「ミックスディスプレイを楽しむ」このPrimitive-Styleがいい(笑)

写真がとても美しくて、幸せ気分…セレブじゃない私にとっては、まさに夢の世界。ファッション誌よりも、生活を見せてくれるインテリア雑誌が私は好き。

2009年1月号(no.37)の特集は、「和の空気Ⅱ」。インテリア・デザイナーなどの話が読めるので、勉強になりますね。作り手の気持ちを知ると、モノを見る目が養われるような気がします何よりも、杉本貴志氏×原研哉氏×深澤直人氏の鼎談の中で話されていた「かかわることで生まれる美に和の本質がある」は、興味深かったです。

「手垢をつけない」(人の汚れを寄せつけずに、神格化した荘厳な美しさを保とうとするミニマルな概念)「ケアすること」(汚れを拭き取っていくことでにじみ出てくる美)は、普段の何気ない「掃除」という行為に、すでに日本的な伝統が詰まっているということで、伝統は、単なるスタイルではないのだと思いました。

空間とそこにこもった精神が分離しないように、日々の生活を見つめていきたいものです。
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# by fresh-mango | 2010-02-05 20:51 | インテリアを楽しむ | Trackback | Comments(0)

軍艦島~眠りのなかの覚醒

衝動買いだった。

もともとは、工場写真集を買うために、本屋さんに寄ったのだ。工場は、気づいたら好きだった。特に、工場やボイラー室のパイプが好きで、ウィンウィンと音を立てて動く様に心惹かれる。一日居ても飽きないんじゃなかろうか。人間の血管のように、破裂するとヤバいもので、無機質なものの中にも、生命が宿っているような錯覚に陥るのだ。

ところが、何気なく手に取ったこの本の魅力に負けてしまったのだった。

軍艦島ー名前は聞いたことがあるが、どのような所なのかは分からない。分からなかったのが項を奏したのだろうか、自分の中にある(あったかもしれない)記憶が刺激されて、しばし、時を忘れて見つめてしまっていた。

例えば、無造作に置かれた小物の記憶。人の手から離れて、独自の時を刻んでいる。ついさっき伸びていた腕は、今はもうない。ないけれど、確かにあったのだ。そしてすぐに、記憶が逆さまになって、古びていないと思わせるのだ。

そして、画面いっぱいに、正面を向いた何かの瓶が出てくるが、大昔の石碑のような佇まいで、彫刻のようだ。

家族に見せたら、気持ち悪るがられたが、魅力的な写真集。特に廃墟好きではなかった私が言うのだから、間違いなし(?!)

写真家や美術館学芸員による文章もあり、読み応えあり。

軍艦島―眠りのなかの覚醒

雑賀 雄二 / 淡交社


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# by fresh-mango | 2010-01-21 21:55 | アート・デザインを楽しむ | Trackback | Comments(0)

赤い風船/白い馬

やっと見た

狙い通りいい映画でした…!



以下ネタばれ

<赤い風船>
まるで、生き物のように動く風船。少年の友達になると、こっそり後をついていったり、からかったり。

一番印象に残ったのは、意外にも、飛んでいくシーンよりも、女の子の持っている青い風船のところに行くシーン。セリフはなかったけど、少年と女の子のちょっとした会話がそこで成立したんじゃないかなと思わせました同じ年の男の子たちはいじめっ子として登場してたので、初めての友だちになりそうな気がしました。

いつも男の子と一緒の赤い風船は、いじめっ子から命(?)を狙われていることから、実はみんなが欲しがっているもの(誰にも渡したくないもの)のようでもあるし、少年のお母さんや学校の先生たちから「邪魔者扱い」されていることから、普段は(大人たちからすると)鬱陶しく思われてしまうものなのかもしれない…。

最後、赤い風船は割れてしまいますが、街中の風船が少年のもとに集まってきて、少年を連れて空高く舞い上がります。まるで、誰にも邪魔されない世界へと誘うように…。「白い馬」もそうですが、主人公はどこか遠くへ行ってしまう。ピュアでもあり、どこか孤独でもあり…。不思議な感じがしますね。

<白い馬>
少年と馬との距離感がとてもいい。出てくる馬飼いの大人たちも、「大人の狡さ」が出ていて良かったです。

馬がかなり繊細な生き物であることを、この映画は教えてくれたような気がします。

人間に懐かず、男の子と仲良くなったかと思えば、群の危機に気づくと、一目散に群へ向かう白い馬。無理やり引き止めずに、馬の帰りを待つ少年。他の馬との戦いで傷を追った馬が、少年のもとへ戻ったところが一番感動しました。

少年にだけは心を許した白い暴れ馬。途中、人間から追われる身から、ウサギを追う立場に逆転したのも面白かった。生き物の摂理のように映りました。

二作とも、風船と馬という、「人間以外との関係」を描いていますが、だからといって、「自分とは関係ないもの」ではないんですよね。そこがよく描かれていて、心に残る映画となりました。

赤い風船/白い馬【デジタルニューマスター】2枚組初回限定生産スーベニア・ボックス [DVD]

角川エンタテインメント


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# by fresh-mango | 2010-01-18 23:31 | アート・デザインを楽しむ | Trackback | Comments(0)

カンディハウスのショールームに行ってきました~!

お値段の桁が違うわ~

でも、家具のたたずまいはとっても素敵。NAMIというベンチ(黒)が気に入りました。石を敷き詰めた枯山水の庭のような模様を見て、自然の造形って、そのままデザインになるんだな(?!)と思いました

㈱カンディハウスは、北海道の家具メーカー。シンプルでモダンですが、木のぬくもりを感じさせるところが魅力ですね。デザインが優れていると、生活感が無く、どこか敷居の高い感じがしますが、そういう感じがしません(って私はこの会社の回し者ではありません 笑)。北海道ですから(?)、北欧インテリアにぴったり!な素朴さがあります。

私が訪れたのは、道央支店で、2F3Fがショールームになっていますが、家具のほかにも、棚に飾れるアクセサリ、絨毯、額メーカーのFRAS(こちらもリンク張ってます)の商品などが展示されています。2Fの受付を済ませると、タダでカタログを貰えるのも嬉しい(時々展示会をしているみたいです)

買えもしないのに何故カンディハウスに行ったかというと、FRASの商品(ZEN)が気になったかったから。トクサを額に入れるって面白くないですかね?

これからも、私なりに、自然の中にある美しい造形を探しつつ、暮らしの中に取り入れていきたいと思います
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# by fresh-mango | 2010-01-17 00:22 | インテリアを楽しむ | Trackback | Comments(0)