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ドビュッシー:ピアノ曲集(パスカル・ロジェ)

ドビュッシー:ピアノ曲集

ロジェ(パスカル) / ユニバーサル ミュージック クラシック

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↑Amazonのページから視聴できます。

前にも紹介した記憶があるのですが(←しつこい^^;)、

ドビュッシーと言えば、まず思い浮かぶのがパスカル・ロジェさん☆たくさんのピアニストを聞き比べているわけではないのですが(もっと聞き比べよう 笑)

ピアノの音に独特の靄がかかったような演奏(録音のせい?キリッとしてればいいわけではない!)、この世のものとは思えないような妖艶な音にクラッときます(笑)「教科書的な演奏」とは言わせない(`Д´)/

初めて聞いた曲は、「水の反映(映像第1集)」。当時中学生だった私は、あまりの妖艶さにぶっ倒れそうになったのでした(笑)一番の盛り上がりのところなんか、死にかけた(笑)それくらい、衝撃だったわけです。最後の一音なんて、葉っぱから水たまりに零れ落ちる一粒の水滴のようなんだけど、この水滴がどうもこの世のものではないような気がしてくるのです。ドビュッシーを印象派の音楽と言う人が多いですが、そんな明るさはなく、クリアな響きの中に、何やら怪しいものを秘めていると、初めて聞いた時から思ったものでした。ま、当時は象徴派の詩とか全く知らなかったので、何なんだろうな~…で終わってましたが。。いや、今でもよく分からない(オイ)…。

あと、お気に入りは、「雪は踊っている(組曲「子供の領分」)」。
質の悪い録音(?)が功を奏している!!ピアノの音に被さっている「靄」が、子どもたちが温かい部屋から、雪が降り積もった外の景色を窓を通して見るときに、外と中の温度差で曇ってしまった窓の様子(恐らく、窓に近づきすぎて、それで曇っているのもあるかと思われます)そのものになっています。こういうイメージがあるためか、この曲をあまりにもクリアに弾こうとする演奏者が受け付けられない…。外と中を隔てるその窓がポイントなのよ(?)外の世界に思いを馳せるときに、窓の曇りのように、はっきりしない幻想が心の中を過るため、クリア過ぎては不自然。ラストの音の消え方も素敵で、手の中でゆっくり溶けていく雪みたい。その触感まで伝わってくるよう。。このピアニストは、触感まで伝えられるのか…。恐ろしい…。

曲集なので、まだまだ素敵な曲はあるのですが、特に語りたいこの2曲までにしときます(笑)
by fresh-mango | 2013-06-28 01:23 | 音楽を楽しむ | Trackback | Comments(0)

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by mango