人気ブログランキング | 話題のタグを見る

グラン・トリノ(原題:GRAN TRINO)

公式HPはこちら

ずーっと前に録画していた作品。何故か今年はイーストウッド作品を見る回数が多い気がするな…。「父親たちの星条旗」も見たし…。「父親~」は、戦闘シーン以上に、帰還兵が合衆国政府に利用される様が印象に残りましたね…。英雄扱いされて苦しむ帰還兵は、今年映画館で見た「アメリカン・スナイパー」に繋がっているような印象を持ちました。「アメリカン~」のラストを、結局普通の父親として死ねなかったというふうに捉えるとするならば、ね…。

で、今回見た「グラン・トリノ」ですが。


(以下ネタバレ含みます)


ラストに警官が(確か)タオ少年に話した一言の重みにつきますね。グラン・トリノと呼ばれるヴィンテージカー(?)のことはもちろんですが。「男は黙って…」の世界が広がっておりました。タオ少年とその一家を守るために、タオ少年たちを付け狙うストリート・ギャングに向かっていく主人公(イーストウッド)が取った行動は、昔朝鮮戦争で殺してしまった若い兵士への罪の償いでもあるんですよね。。ギャングに向かっていくさまは、まるで西部劇のようで、どちらが先に撃つのか、どちらが撃たれるのか緊張感が最高に高まったわけですが、「丸腰だった」という警察の一言で涙が出てくる作品は、なかなかありません。グラン・トリノに乗れる一人前の男となったタオ少年は、一生主人公のことを忘れないでしょう…。
by fresh-mango | 2015-07-26 23:20 | 映画を楽しむ(アート系以外) | Trackback | Comments(0)

はじめまして!好きなこと・素敵なものをいろいろ載せていきたいと思います☆


by mango